商品
ショッピングバッグには何も入っていません。
責任ある宝飾のための協議会(RJC)のメンバーであることに満足することなく、ショパールはさらに歩みを進めます。それが、自社のサプライチェーン全体での責任ある調達を確実とする長期的なプログラム「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」です。素材ごとに環境や社会に及ぼす影響が異なるため、ショパールは国際規格に準拠したデューデリジェンスを行うだけでなく、 その会員資格を満たすよう常に努力を払っています。ショパールが使う素材は、環境や社会的な基準をも幅広く包含す、ショパールの「パートナー行動規範」の要件に沿って調達されたものです。
ゴールドはショパールにおいて最も広く使用されている原材料です。そのため、ショパールは「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」における最大のマイルストーンのひとつを「責任を持って採掘されたゴールドですべてのウォッチとジュエリーを製造すること」と定め、その達成にとりわけ注意を払ってきました。この目標は、ショパールのアトリエが100%エシカルに生産されたゴールドを使用し始め、それがベストプラクティスに関する国際的な環境・社会基準を満たすと確認された2018年7月に達成されました。
具体的には、ショパールのエシカルゴールドは、透明性のあるトレーサブルなふたつの制度に従って調達されています。
- 責任ある方法で小規模鉱山採掘者が採掘したゴールド
- RJC CoC認証ゴールド
小規模鉱山採掘には、世界中の何百万人もの人々が従事しています。これは個人や、家族グループ、そして協同組合が関わる小規模なもので、比較的単純な方法でゴールドの探査、採取、加工を行っています。ショパールが購入している小規模鉱山より採掘されたゴールドは、ペルーとコロンビアにある鉱山からのみ調達されており、そこで働くすべての採掘者は、スイス・ベター・ゴールド・イニシアティブのシステム、もしくはフェアマインドやフェアトレードの認証制度に参加しています。
ショパールが購入する小規模鉱山採掘ゴールドは、ペルーとコロンビアにある鉱山からのみ調達されており、そこで働く採掘者もスイス・ベター・ゴールド・アソシエーション のシステム、またはフェアマインドやフェアトレードの認証制度に参加しています。
フェアマインド基準は鉱山採掘者に対し、採掘の過程において、労働環境(児童労働禁止を含む)、社会発展そして環境保護に対する厳格な要求事項が維持されるだけでなく、その実証を求めるものです。ショパールは多くの小規模鉱山採掘者がフェアマインド認証を取得できるよう。直接的な責任を担っています。具体的には認証取得に役立つよう、採掘者たちにトレーニング、新しい加工施設、社会的・環境的支援を提供しています。
スイス・ベター・ゴールド・アソシエーション は、精製業者から小売業者に至るまでのスイスにおけるゴールドのサプライチェーンを担う業者によって設立された非営利団体で、正式なゴールド採掘者が、より社会と関わりを持ち、より良い環境活動を採用できることを可能にするシンプルな市場主導型メカニズムを構築することを目指しています。約6,200人の鉱山労働者が、男女共に、スイス・ベター・ゴールド・アソシエーションの基準やその認証システムを遵守することで、この団体より恩恵を得ています。また、鉱山労働者世帯や彼らの居住する地域の収入が増加したことにより、約31,000人の人々の生活向上が実現しました。*
「エシカゴールドの100%使用」というコミットメントを掲げ、これを推進してきたメゾンは、2017年という早い時期に、スイス・ベター・ゴールド・アソシエーションのメンバーとなり、2020年より、その取締委員会の一員を務めています。
(*原典: Report from Mine to Market – A Value Chain of Responsible Gold, SECO and the Swiss Better Gold Association 2017-2021, p.10)
小規模鉱山採掘ゴールドは、現在、ショパールが調達するファインゴールドの40%を占めています。ショパールはこの比率を2022年までに60%以上に引き上げることを目標としています。
1984年という早い時期に、ショパールは自社の鋳造設備を備えた初のマニュファクチュールのひとつとなりました。独立性を保つというアプローチのおかげで、ショパールはクリエイションの製造に使用するゴールドの原産地を保証できるだけでなく、何よりもゴールドのスクラップや製造中に出る廃棄物を再溶解して、未使用素材のリサイクルを可能にしました。
ショパールは、ゴールドのスクラップをリサイクルするだけでなく、RJC CoC(加工・流通管理)認証精錬所を通じて再生されたゴールドを購入することで、第2のエシカルゴールド サプライチェーンを構築しました。
RJC CoCスタンダードは、適格なリサイクル可能供給源からの原料であることを審査・確認したリサイクルゴールドなどの「適格素材」の識別と追跡に関する要件を定めたものです。
ダイヤモンド業界は、過去15年間で大きな変革を遂げてきました。現在、キンバリープロセスは紛争地域で産出されたダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)を市場から事実上排除することに成功しました。今では、キンバリープロセスは、ダイヤモンドの採掘を規制するという点で、最も成功を収めた国際的なコンセンサス協定を体現したものです。同様に、責任ある宝飾のための協議会(RJC)は、業界が自主規制するための効果的な基準と業務に対する規範を提供しています。
ショパールは、キンバリープロセス認証制度と世界ダイヤモンド評議会の保証制度で規定された透明性の原則を支持し、遵守しています。また、すべてのダイヤモンドサプライヤーに対して、紛争ダイヤモンドや、原産地が特定できないダイヤモンド、キンバリープロセス認証制度の未実施国や地域からのダイヤモンドを売買しないことを義務付ける自主規制にも取り組んでいます。この基準に準拠していないダイヤモンドの取引は例外なく拒否されます。
カラーストーンはダイヤモンドとは異なり、これまでトレーサビリティや採掘条件を保証する国際的な規制の対象ではありませんでした。しかし2019年からは、責任ある宝飾のための協議会(RJC)がその認証範囲にカラージェムストーンを含めることを決定しました。
カラージェムストーンの出所についても可能な限り最大限の透明性を確保するべく、ショパールは調達パートナーとの緊密な連携を図りながら、すべてのコレクションにおける総合的なサステナビリティを高める努力を続けています。
カラージェムストーンの責任ある調達に伴う数々の課題を十分に認識するショパールは、2019年にカラー・ジェムストーン・ワーキング・グループ(CGWG)に加盟しました。この世界有数の高級宝飾品メーカーと宝石採掘会社のユニークな提携は、宝石業界におけるサステナビリティを改善し、すべての関係者への認知・貢献・実施を目指したものです。CGWGの主な目標は、カラージェムストーンのサプライチェーンにおけるあらゆる企業が、持続可能な発展へのコミットメントを実証し、責任ある透明性の高い業界に参加できるように、関連性のある適切な教育、トレーニング、マネジメントリソース、専門家によるサポートを提供することです。
環境に対する倫理的な懸念を、ゴールドだけに向けるべきではありません。ショパールにおける「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」は、ストラップやレザーグッズ アクセサリーにも及んでいます。そのため、ショパールは、レザーなどの他の主要原材料についても、トレーサビリティ、社会的・環境的影響、さらにアニマルウェルフェア(動物福祉)などに関する社内基準の構築に取り組んでいます。
ショパールは、ストラップのサプライヤーと緊密に協力し、すべてのタンナー(なめし革工場)に対する完全なトレーサビリティ要件や、各国の屠畜場や繁殖農場の可視化など、自社のサプライチェーンを明確にしています。
シークワル・イニシアチブ (The SEAQUAL INITIATIVE) は、世界各地で展開される海洋浄化計画に応じて行動する独自の協同コミュニティーです。海洋汚染問題の認識を高め、汚染を食い止めようとしている人々の重要性を強調するこのコミュニティーは、完全にトレーサブルな新しい原料であるアップサイクル海洋プラスチックに加工するために、海洋廃棄物を回収しています。 アップサイクル海洋プラスチックを含む製品を選ぶことは、海洋浄化の一助になります。
ショッピングバッグには何も入っていません。